SSブログ

落語教育委員会

 

12.10.jpg

 

恒例の落語教育委員会に行ってきました。会場は満員になりましたが銀座という場所柄のせいでしょうか、開演後に入ってくる人が多かったです。いつものなかのZEROの方が落ち着いて見られるように感じました。

まずは恒例の「携帯の電源を切って下さい」コントから。喜多八師匠(お父さん)、歌武蔵師匠(子供)、喬太郎師匠(サンタ&お母さん)という、いつもながらのシュールは配役。喬太郎師匠がまくらで言っていたのですが、とりあえす衣装を集め、それに合わせて当日コントを作るということです。衣装優先のいわゆる見切り発車ってやつですが、舞台の上ではちゃんと息の合ったやり取りをするあたり、さすがプロです!

歌ぶと改め、歌太郎さんは「一眼国」。二つ目になった喜びが舞台に溢れ、見ているこちらも嬉しくなりました。

喜多八師匠「にらみ返し」。師走にぴったりの噺です。長屋のだらしのない、おとっつぁんはホントはまり役ですね。不気味な「借金取り追い返し屋」さんも良かったです。

喬太郎師匠「彫師マリリン」。マリリンのおバカキャラと彫師の師匠のおさえめキャラの対比が見事でした。喬太郎師匠の弾けた落語はいつ見ても面白いですね。

歌武蔵師匠「ふぐ鍋」。これもこの時期ならではの話です。鍋を間にして、何とか先に食べさせようという両人の軽妙なやり取りがいいですね。意図したものかはわかりませんが、今年の師匠の会での演目は「蛇含草」など食べものがらみの噺が多かったように思います。師匠がモノを食べている演技を見ていると、こちらもお腹が空いてくるんですよね。

歌武蔵師匠のまくらでもコントの裏話がありました。「コントはもうネタ的に限界だから、携帯に関係のない話にしよう」という提案に喜多八師匠は「携帯を絡めないなら、コントはやらない!」と言ったそうです。必然性のないコントなら、やりたくないということなのでしょうか?喜多八師匠のこだわりなのでしょうね。 次の落語教育委員会が楽しみです!


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。