SSブログ

新年最初の「くらぶ歌」

なかの芸能小劇場にて、2009年初の「くらぶ歌」がありました。出演、演目は

三遊亭かる美 たらちね

三遊亭歌武蔵 新聞記事

三遊亭歌太郎 道具屋

三遊亭歌武蔵 五人回し

二つ目昇進したばかりの歌太郎さんの「道具屋」は、前座時代にも何度か耳にしましたが、なかなか味わいぶかい成長ぶり。以前は「早くオチまでいかなくては」とあせって話しているように感じたのですが、今回は丁寧にストーリーを追い、オチを知ってはいても最後まで引き込まれました。二つ目に昇進するってそういうことなんだと妙に納得。師匠の「新聞記事」は元気でよかったですね。この話、オチがわかっててもおかしく楽しい気分になります。かる美ちゃんもかわいかったです。女性噺家さんだけに、着物が素敵でした。正月明けたばかりのせいか、歌太郎さんの二つ目お祝い効果か、客席は8割の入り。大盛況でございました。今年も「くらぶ歌」は、どんな噺で笑えるのでしょうか。


「久米宏・ラジオなんですけど」出演

1.11_1.jpg
1.11_2.jpg
1.11_3.jpg

「1月10日(土)14時からTBSラジオ「久米宏・ラジオなんですけど」に出演。この番組は、ゴルフの帰りに時折拝聴していた。仲間の林家彦いちさんがレギュラーという事もあり、ゲスト出演の機会の幸運を得る事が出来た。久米宏さんと言えば、自分が小学生の頃「ザ・ベストテン」の司会を毎週見ていた。とても親しみやすい方で、失礼な言いかただか、やはり頭が切れるというイメージ通りで、落語にも詳しい。アッという間の30分間で久米さんも「もっと聞きたい!」自分も「もっと話したい!」という空気の中、時間が来てしまいました。自分はかなり緊張してしまい、うまく話せず反省しきりでTBSを後にしました。やっぱり小島慶子アナウンサーは綺麗な人で、チャーミングでした」。


寄席のプログラム

12.29.jpg

上海の旅便りが終了したので、寄席の話を。

都内には4つの寄席がありますが、プログラムをそれぞれ工夫されています。写真の右は新宿・末広亭のもの。左は上野・鈴本演芸場のものです。末広亭のものは広告がくさん入っていて、二枚つづりのときもあり豪勢です。鈴本演芸場はペラ一枚を二つ折りと簡単なものですが、その代わり、表紙が毎月変わります。しかも、浮世絵師の作品のようです。写真のものは12月で納豆売りの絵だそうです。なんだか、風情がありますね。


上海・これでおしまい!

12.27_1.jpg
12.27_2.jpg

「日本に帰る日が来てしまいました。香港から始まり、上海に入り、あっという間の5泊6日の旅行で、海外は久しぶりで、中国のイメージが今回の旅で少し変わりました。来年も叶うならば、上海行きたいと思います。帰国のため『上海浦東空港』へ『リニアモーターカー』で移動。最高時速は430キロ! 一瞬でしたので撮影時は420キロでした。上海市内から、それこそアッという間で揺れもほとんどありませんでした。次回上海に行くときは、羽田から入りたいと考えております。これで上海旅行記は終了です。上海バンザイ!」


上海・トーポンロー

12.27_1.jpg
12.27_2.jpg

「最後の夜は『トーポンロー』を食べに行きました。日本で言えば『豚の角煮』なのですが、やはり違う。素焼きのツボのような器で出てきた。中には角煮。箸で挟むと、スゥーっと切れてしまうくらい柔らかい。透き通った豚の油が浮いているが、これが甘くてたまらない。味付けは少し濃いめの甘辛なので、酒よりも白飯が欲しくなる。店員がスゴく可愛い! 中国の地方から出てきた子で、まだ18歳。汚れていない感じがとても良い。彼女たちと写真を撮っていたら、肝心の『トーポンロー』の撮影を忘れてしまった」


上海・旧日本人租界

12.18_1.jpg
12.18_2.jpg
12.18_3.jpg

「スターバックスの近くに、かつて多くの日本人が暮らしていた「旧日本人租界」を歩いてみた。日本を感じさせる物はなく、古くて小さな造りだが、現住の上海の人々は手を加えて巧く利用しているようだ。戦前の雰囲気は現代にもニオイを感じさせる」。

いちばん上の写真の、自転車のおじいさん。いいですねぇ。ぶれた感じと背景がなんだかすてきです。


上海・魯迅記念館

7.jpg

「翌日は市内観光。魯迅記念館へ行った『阿Q正伝』くらいしか知らないですが、大変な作家で当時日本にも留学していて、その後、中国独立にも影響を与えた人だったのですね。退館後、公衆トイレへ。隣に遊園地があり、表通りの角にスターバックスがありました」。


上海で落語!

6.jpg

「その夜、上海市内の日本食レストラン(居酒屋)の2階座敷で落語会。わずか10名くらいのお客様でしたが、イイお客様でした。平日の夜は動員が難しいというのは日本も同じです」。

10名だなんて、表情や仕草がよく見えていいですねぇ。


上海、再び続きます

12.15_1.jpg
12.15_2.jpg

「お土産物は何にしようか? ジャスミン茶を頼まれていたのを思い出し、茶葉専門店へ…ここは日本でいえば問屋街のような所で、町の一区画が全てが茶葉屋さんで占められている。湯を注ぐとゆっくり葉が開き、色と香りと味が出てきます。その葉の粒が小さくて、驚いた!」


落語教育委員会

 

12.10.jpg

 

恒例の落語教育委員会に行ってきました。会場は満員になりましたが銀座という場所柄のせいでしょうか、開演後に入ってくる人が多かったです。いつものなかのZEROの方が落ち着いて見られるように感じました。

まずは恒例の「携帯の電源を切って下さい」コントから。喜多八師匠(お父さん)、歌武蔵師匠(子供)、喬太郎師匠(サンタ&お母さん)という、いつもながらのシュールは配役。喬太郎師匠がまくらで言っていたのですが、とりあえす衣装を集め、それに合わせて当日コントを作るということです。衣装優先のいわゆる見切り発車ってやつですが、舞台の上ではちゃんと息の合ったやり取りをするあたり、さすがプロです!

歌ぶと改め、歌太郎さんは「一眼国」。二つ目になった喜びが舞台に溢れ、見ているこちらも嬉しくなりました。

喜多八師匠「にらみ返し」。師走にぴったりの噺です。長屋のだらしのない、おとっつぁんはホントはまり役ですね。不気味な「借金取り追い返し屋」さんも良かったです。

喬太郎師匠「彫師マリリン」。マリリンのおバカキャラと彫師の師匠のおさえめキャラの対比が見事でした。喬太郎師匠の弾けた落語はいつ見ても面白いですね。

歌武蔵師匠「ふぐ鍋」。これもこの時期ならではの話です。鍋を間にして、何とか先に食べさせようという両人の軽妙なやり取りがいいですね。意図したものかはわかりませんが、今年の師匠の会での演目は「蛇含草」など食べものがらみの噺が多かったように思います。師匠がモノを食べている演技を見ていると、こちらもお腹が空いてくるんですよね。

歌武蔵師匠のまくらでもコントの裏話がありました。「コントはもうネタ的に限界だから、携帯に関係のない話にしよう」という提案に喜多八師匠は「携帯を絡めないなら、コントはやらない!」と言ったそうです。必然性のないコントなら、やりたくないということなのでしょうか?喜多八師匠のこだわりなのでしょうね。 次の落語教育委員会が楽しみです!


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。